/活動日誌/閑話/16Day's 16Day's 3章の④ 本堂 2025-12-06 ( 初回配信 2025-12-06 ) facebook tweet LINE はてブ Pocket 五重塔を通り、馬具などが納められている三神庫に着いた。御神馬をつなぐ神厩舎の長押の上に有名な三猿がいた。これは親子猿から幼少期を経て大人になって行く猿たちが描かれており、人生の教訓を表しているらしい。陽明門、唐門、拝殿、神楽殿、祈禱殿、そして眠猫のいる東回廊、「眠猫の撮影は通路を避けた場所でお願い致します」との掲示板が。坂下門を通り207段の石階段を登り奥社拝殿(奥宮到達した。さらっとこう書くと、すんなり登ったと思われるかもしれないが、本当に大変なところだった。最初は、「あぁ、ここを登れば良いんだな」と軽い気持ちで登り始めたのだが、曲がり角が多くて、曲がる度に、「まだあるのか」「まだあるのか」と延々と続く。「あぁ、あと少しだな」と思うたびに裏切られる。この気持ちのアップダウンが心を少しずつ打ち砕いていく。207段くらい大したことなさそうだが、結構急な勾配でかつ、心が折られるこの状況はかなり辛かった。最後の石段を登り終えた頃には、達成感というよりも、「やっと終わった」という安堵感の方が大きかった。まぁ、何はともあれ、やっと到着して家康公の御墓所を拝ませて頂いた。 帰りもこの長い階段を降り、立派な建築物をたくさん拝観し、鳴龍で有名な薬師堂(本地堂)に到着した。15分置き位に観光客を人数を区切って中に入れている。やっと我々の番が巡って来た。中に入ると若い僧侶が説明を始めてくれた。34枚のヒノキ板が張り巡らされた天井に、6m×15mの大きさで描かれた鳴龍は、狩野永真安信作です。1961年に火事で消失し、堅山南風の手で1968年に復元されました。鳴龍の顔の真下の位置で手を叩くと、まるで天井画の龍が鳴いているように聞こえるというのです。説明してくれた僧侶が色々な場所で拍子木を叩いてくれます。確かに、龍の顔の真下辺りだと鳴き声が良く響きます。説明の中では鳴き声がするというだけでしたが、私の目には龍の眼が振動しているように見えました。とても不思議な体験でした。 その後は、日光東照宮宝物館に立ち寄り、15:14、東照宮を後にした。4時間50分もいたのだが、あっという間の出来事だった。 札幌を出発した頃からの咳が中々治らず、のど飴と咳止めを購入するために、15:43 北海道出身の薬屋も頑張っているのだなぁと、ツルハドラッグにささやかな応援のつもりで立ち寄った。 その後、16:42 Google Mapで洗車場を探しフロンクスにも長旅の疲れを癒してもらうことにした。高圧洗浄機で、「ドライブレコーダー搭載車」と印刷されたマグネットシールが洗車中に落ちてしまった。後で拾おうと思いつつそのまま置き忘れてしまった。気付いた時にやれば良いのに、いつもの悪い癖だ。 17:00、今度は我々も長旅の疲れを癒すために、洗車場から歩いて行ける距離のスーパー銭湯コール宝木之湯へ向かった。17:48に銭湯を出て、18:03、宇都宮餃子の人気店の幸楽へ入店。流石、餃子県と呼ばれるだけのことはある、どの店も駐車場が広いったらありゃしない。幸楽の駐車場も複数あり、とても広かった。連れ合いと2人で、焼き餃24個、水餃子18個をたいらげた。噂通り、物凄くジューシーで美味しかった。レジで精算をしていると、続々と客が入ってくる。丁度良いタイミングで入店出来て良かった。少し遅れたら結構待たされたのだろう。幸楽は30分ほどで退店。寝酒用のビールをコンビニで調達し、18:44、RVパーク大谷に到着。車一台がすっぽり隠れるくらいの衝立で仕切られ、4台が寝泊まり出来るシンプルだけれど、こぎれいな造りだった。今回初めての車中泊。気合を入れて寝る準備をする(主に連れ合いが…)。後部座席を前に倒し、少し角度はあるがほぼフラットの状態にする。運転席と助手席は最前に移動しシートも前に倒す。前席と後部座席の間に山積みになった荷物を上手に収納していく。なんとか寝るスペースは確保できた。電気のコンセントを運転席窓を少しだけ開けて車中に引き込み、USB充電ポート付きのコンセントなどに接続する。スマホを充電しつつライトなどもつける。寝っころがることは出来るのだが、状態を起こすことは出来ない。なんとか苦労して横を向きながらビールで晩酌、就寝。 250409181546015