/活動日誌/閑話/16Day's 16Day's 3章の② 大猷院 2025-10-25 ( 初回配信 2025-10-25 ) facebook tweet LINE はてブ Pocket 徳川家光の御廟所である大猷院、登っても登ってもまた門が出てくるので、どこまで登ったら終わりが来るのかが分からないまま、ただただ登っていく。二天門を通る。持国天、長く広目天と勘違いされていた増長天を祀り、門の背後には風神、雷神が構える。 次は夜叉門。毘陀羅(びだら)、阿跋摩羅(あばつまら)、犍陀羅(けんだら)、烏摩勒伽(うまろきゃ)、烏摩勒伽が手に持つ金の矢がいわゆる「破魔矢」だという。柱の彫刻には見事な獅子が描かれ、絢爛豪華である。 そして唐門。目貫の白龍と呼ばれるものとつがいの丹頂鶴の彫刻が美しい。右の柱には昇竜、左の柱には降竜が描かれている。 拝殿、国宝の金閣殿へと渡る。権現造りで、狩野探幽作の唐獅子が、天井には140もの龍の絵、家光の鎧などがある。この先には皇嘉門、これ以上先へは進めないが、この先には家光公の墓所がある。 灯篭もひとつたりとも同じ形がないのではないかと、少なくとも僕には同じ灯篭は見つけられなかった。 随分登って来たねぇと、連れ合いと話しながら来た道を下る。下る気色も美しく来てよかったなぁとしみじみ感じたが、この後、大猷院の登りはまだまだ序の口であったことを思い知らされるのだ。