毎年恒例の正月映画、今年は「キングスマン:ファースト・エージェント」を連れ合いと娘の3人で観に行った。
スパイ映画で、悪の組織と戦うMI6ばりの英国の組織であるキングスマンが主役の映画だ。
前2作は、「特殊なSIMカードによって人間を凶暴化させ、選ばれた人間以外を殺し合わせて人口を調整する組織」や「一定時間経過した後に死んでしまう毒物を麻薬に仕込み、助ける代わりに麻薬合法化をたくらむ組織」との戦いだったが、3作目はキングスマンの成立過程が描かれた。
フィクションでありながら、イギリス王朝の衰亡が始まった1904年のボーア戦争に始まり、第一次世界大戦へと続く時代考証も見事で、前2作とはまた違う様相でとても楽しめた。3作目の人気次第だろうが、歴史が徐々に進むにつれキングスマンも徐々に成長していく、そんな次回作に期待したい。